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たるたるさんの同人日記その3(懊悩編)

 

 

その3.リベンジの3冊目

3冊目制作記−2012年2月16日
 2作目での落ち込みからなんとか立ち直ろうとした昨年12月はじめ、ようやく3作目のネームを開始。
 キャラは何にしよう(候補はアリス、早苗、妖夢)、前作は早苗で前々作はアリスだったわけだけど、早苗本はが初動ゼロだったわけだからしばらく封印しておくことにしてと、妖夢ネタは
思いつかないのでアリスに決定。

 とにかく自分はネームが雑で今回も1日未満でネームは終了。
 展開もコマ割りも行き当たりばったりは自分の描き方とはいえ酷いとは思う。

 とにかく前回の新刊初動ゼロという事実から失った自信を取り戻すことが最重要課題で、これまでの奇抜なストーリーをやめて今回は東方同人誌にありそうなネタを描くことを考えました(ココロザシが・・・)

 同人なんだから売上を気にしたりするのはお門違いだ、とおっしゃる方もいるでしょうが、例え気合いだけでも大手を目指す、と決めんだからやっぱ売れないと、ていうかやっぱ新刊初動ゼロは拙いでしょ普通。
 また一方では前回かなり頑張って描いてもあんな結果だったという落胆も隠しようがなく、今回のもうひとつの方針として「省力化」を打ちだしました。(ココロザシがぁ)

 とにかくその結果考えついたのはストーリー4コマです。

 自分のこれまでの経験から表紙などの一枚絵や大ゴマが苦手で労力もかかる事がわかっていたので、大ゴマの無い4コマまんがは描きやすいと考えた事。

 ネームが雑でも4コマならコマ割などに困らないという事。

 さらに表紙も無理に1枚絵を描くよりも、4コマまんがを表紙に描けば、一般参加者に内容をうまく伝えられ、お買い得感と人目の引きやすさを備えた上で、自分にとっても描きやすい表紙になる

などと考えました。

 HPもpixivもツイッターもなく宣伝皆無は相変わらずですが、それ以外は一番自分にとって描きやすく、また見てもらえそうな線を考えた結果だったのです。

 今回も1コマ作戦で描き、巻末のショート漫画や4コマもつけて30ページの原稿が表紙込みで2ヵ月半で完成したのでした。

3回目のイベント-2012年4月3日
 昨秋のSP2以来久々の参加イベントはアリス本にした関係から2012年4月1日の七色魔女のなんたらかんたら(要するにパチュリー・アリス オンリー)としました。

 前回の例大祭SPでの大敗は自分の力不足もさることながら、大規模イベントでの無名サークル埋没現象が起こったのではとも考えましたが今回の200サークル程度のオンリーイベントで、その点で最適なイベントのはずであり、逆にいえば言い訳が利かないものでした。
 そしてその結果は・・・売り上げ12冊・・・(ご購入ありがとうございました)

 手に取ってくれた人は20人くらい、ピコ以下の実績だけど今まででは最高の実績。
 しかし、いろいろ考えて作ったはずの表紙の効果はいまいちでしかありませんでした。

 やはり今回も反省タイム
 なぜなかなか手にとってもらえないのか・・・またまた考えてしまう。
 イベント中、あまりに誰も来ないので、席を立って一般客側の通路から自分のスペースを見てみた。 するとなんと! 

 同じ列のサークルさんでも売れてるところの本は机の上にとても素敵な物が置かれている−そんな風に見えるのです、事実、通りかかる人のほとんどは数秒間ほどは本に目を遣っています、結局は手に取らない人であってもです。

 それに引き換え自分のスペースはどうか、なんと誰も一瞥さえもしない、むしろ避けて通ってる!!!!('A‘)
 自分が見てもその気持ちはわかるのだ、なんか机の上にショボイものがある、そんな寒々とした感じがするのだ・・・・orz
 見る前から(゚听)イラネ・・・って感じというかそんな気分になるのだ。

図.3:3作目「東方やる気無し。」(ついタイトルが不貞腐れた)


 なぜこんなに印象が違うのか、それは表紙の絵、特にその色の構成である事に気が付いた。
 何が描かれているのかさえはっきりしなくても色合いが目を引き付け魅力的なものに見せているのだ。

 それに引き換え自分の本の表紙は・・・上の図.3に表紙を示す−見るとわかるが中心の人物と周囲の色が合ってない。
 中心のキャラクターのイメージカラーは青系統の色ですが、派手にしようと思って背景にピンクを配したところ色が合っておらずキャラが縮こまってしまっている。
 だいたいこのピンクがくすんでいるというか華やかさがない(CMYKにするとくすむ)。
 ここは背景色に青を配し、中心には薄く、周辺に行くにしたがい濃くするグラデーションで塗り込んでいって広がりのある感じを持たせるとかした方が良かったかも、とか思う。
 それから色を多く使いカラフルにしてみたものの色の統一性がないため却って散漫な感じになってしまっている。

 敢えて言うなら、手にとって見てくれた人のうち購入してくれた人の割合は過去最も
高かった、内容は少しましになったのかも?誤差?

例大祭に向かって頑張るぞ−2012年 5月 1日
 既に例大祭9に申し込みしてあるので次は例大祭だ。
 東方の同人を始める時にコミケと例大祭(東方オンリーの最大イベント)は1回以上は参加すると決めていたので例大祭9のための原稿を描こうとするものの、なんでかやる気が起きない、いっちょまえにスランプか?5月病か?。
 前のイベントから2ヵ月弱しか離れてない上にこのテンションでは作業の遅い自分に新刊は無理でコピー本でお茶を濁すかと思ったがこれさえ気合いが入らない始末・・・やばい。

コミティアに行ってみた-2012年5月10日
 そうこうしているうちに5月5日のコミティアに参加(一般)した。
 コミティアとはオリジナル専門の同人即売会で、同人イベントへの一般参加は初めてだったのですが、オリジナル同人に好みの分野を開拓することを考えていたのと
場合によってはオリジナルにも挑戦したいな〜と考えていたので寄ってみ。

 結果から言うと、ゆりかもめが異常に混雑しており到着前からうんざりでしたが、特にこれといった収獲物はなし。

 期待していた歴史や講評ものの分野も基本的にアプローチが浅すぎ、もしくはニッチすぎで悪い意味で「所詮マンガ」になってしまっており、興味をひくものは少なかった。

 しかし不思議なことにこのようなイベントに出てマンガ好きな人達の活気にあてられるとこれまで沈滞していたやる気が急に湧き出してきました。
 さあがんばるぞ。

 

もたもたとコピ本制作-2012年5月24日
 兎に角そういうわけで例大祭9用のコピー本を描いて 5月はじめに完成させました。
 このコピー本(12P)の制作にかかった時間がなんと1ヶ月、4月中の酷い気合の乗らなさや制作途中での混乱などペースが激しく乱れた挙句だからしかたがないけど。
 尚、今回の作品はコミスタで描いた後、こっそりと会社のコピー機で全部印刷したため、制作費用は0でした。

 ところで例大祭といえば昨年の例大祭SP2における9・11ショックを思い出してしまうのだけど。
 サークル数が2000程度だったSP2と比べても5000以上が集まる例大祭は比較にならない混雑となるだろうから、無名サークルの埋没はさらに酷い事になる惧れが高く、前回以下の結果(つまりは完全たまご)になることもあり得る話でしょう。

 ここまでだけでも十分にへたれすぎる有様なのに、当日はいったいどうなるのでしょうか。

続く

 

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